海外生活の中でふと食べたくなる日本の食べものってたくさんありますよね。
いろいろな再現レシピがありますが、海外で同じ材料を揃えるのが難しいこともあります。
私はたまに無性に肉まんが食べくなる!!
そう思い立った私が試した、スイスの身近な材料でできる肉まんの簡単な作り方をご紹介します。
市販のパン生地を使えば、簡単におうち肉まんを再現できますよ!
以前、SNSで話題になった市販のピザ生地を使った肉まんよりも美味しいのでオススメです。
市販のピザ生地で失敗してしまったという方にも是非試して欲しいアイディアになっています。
肉まん作りのメイン材料
肉まんの皮の材料は、スーパーで売られているイースト入りのパン生地です。
オーブンで焼く前のパン生地は、ドイツ、イギリス、アメリカなどでよく見かけます。しかし、スイスではあまりイーストのパン生地が販売されておらず、今までこのアイディアを試すことができませんでした。
しかし、最近スイスのローカルスーパであるCoop(コープ)にて新商品として、LeisiのSüsser Hefeteig(甘いイースト生地)が販売されているのを発見しました!
以前、「市販のピザ生地で肉まんを作れる」という情報を見かけて、試したことがあるんですが、肉まんにするには皮が固くてあまり美味しくありませんでした。
そのため、家で肉まんづくりをするときは小麦粉やイーストなどの材料をこねて、肉まんの皮を自作していました。そんな中で見つけた市販のパン生地は、私の食卓に彩りをもたらせてくれるはず!という気持ちで買って帰りました。
大げさにも思えるけれど、日々の食は海外生活において自分や家族を支えてくれる、とても大切な要素なのです。
肉まんの皮の準備
丸まっていた中身を広げると、四角いシートが一枚出てきます。
実は、パッケージを開けた時点で思ったことがあります。
あれ…もしかしてこの生地での肉まん作り失敗かも?!
なぜかと言うと、生地からバターの香りが漂ってきたから。
通常、肉まんの皮のレシピにバターは含まれていません。そのため、肉まんの味をバター風味が邪魔してしまうのではないかと思ったのです。
しかし、せっかく材料を準備したので、このまま続けることにします!
肉まんの皮作りの最大のコツ
このままイースト生地を使う場合、四角い生地を使うことになり、餡を包むのが少し難しくなります。
そのため、丸い形に成形できるように、まずは端からくるくると生地を巻いていきます。
巻き終わったら、作りたい大きさに合わせて、生地を切っていきます。
こちらが生地を切った状態です。
今回、私は包丁を使いましたが、糸などで切っても良いと思います。
そのあと、丸くなった切り口を上にして、綿棒で薄く伸ばしていきます。
具を包む
次は餡を包んでいきます。
餡のレシピについてはお好みがあると思うので、お好きな具を使ってください。
肉まんの餡以外にも、あんまんやピザマンなど、好きなものを入れられるのはおうち肉まんの醍醐味です!
私は今回シンプルに、具はひき肉と玉ねぎだけを使い、調味料を混ぜた肉まん餡を作りました。
蒸していく
肉まんの成形って難しいですよね。
具は多くしすぎると、綴じ目から中身が出てきてしまうのでご注意ください。
肉まんの皮を閉じるときに、生地の端に具が付いてしまうと、パン生地同士のがくっつかなくなってしまいます。
包むときは、中身を多くしすぎず上をしっかり閉じるように成形してみてください。最初は少なめで調整するのも良いかもしれません。
全てを包み終えたら、さっそく蒸籠で蒸していきます。
今回は、沸騰したお湯に肉まんを並べた蒸籠を置き、約15分間蒸しました。
完成!
蒸し上がった肉まんはこちら。
ホカホカと湯気が上がる蒸籠から出てきた、簡単おうち肉まん。しかも市販のピザ生地で作ったときよりも皮が厚く、ふわふわしていて美味しそう!
中の具が多すぎたり、綴じ目をしっかりくっつけないと、この出来上がり図のように、中身が見えた肉まんが出来上がってしまいますので、みなさんはお気をつけください。
具を欲張りすぎた〜!
ひとつだけ、中身が多すぎて全く閉まらなかった肉まんがあったので、シリコンのカップケーキ型に入れて蒸してみました。これだと肉汁がこぼれ落ちることもないので、扱いやすく良かったです。
見た目が大きな焼売みたい!
食べてみた
さて、蒸し上がった市販のパン生地の手作り肉まんを食べてみることにします。
お味の方は…とっても美味しい!
懸念点だった皮のバター風味は気にならず、ちゃんと「肉まん」でした。
あんこはバターとも相性が良いので、あんまんにするのも良さそうです♪
過去に試したピザ生地まん
こちらは冒頭で触れた「ピザ生地」を使った肉まん(これはピザまん)です。
見た目は肉まんとして完成されています。蒸し上がり直後は皮が柔らかくてそれなりに美味しかったのですが、少し時間が経つと皮が乾燥してきて美味しさが半減。本来のふわふわな肉まん生地とは全く違うものになってしまいました。
実験としては面白かったですが、リピートはなしという結果になったピザ生地まんでした。
まとめ
今回は、スイスで手に入る材料で肉まんを簡単に作る方法をご紹介しました。
時間があれば小麦粉とイーストを使って、本物の肉まんを作るのも良いですが、市販のパン生地を作ることで簡単に時短で手作り肉まんを再現することが可能です。
中身もお好みで変えられるので、ぜひお試しください♪
中身の入れすぎには気をつけてね!
コメント